金融サービス | One Concern

リスク移転で、経済のレジリエンスを強化


現在:

気候変動や自然災害はアセット評価に負の影響をもたらし、金融市場に不安定を生じさせるものです。こうしたリスクの検討において、アセットマネージャーや金融機関では個々のアセットの特性ばかりに目が向くことが多く、周囲のインフラや地域社会といった「枠外」のリスクはあまり考慮されません。


未来:

金融機関は、ポートフォリオや事業に対する気候リスクを正しく定量化できるよう、単なるアセットごとのリスク評価ではなく、総合的な気候分析・統計データを組み込んだ包括的なレジリエンスの測定へと歩みを進める必要があります。

ライフライン全体のリスクを理解できれば、金融機関はポートフォリオ全体のレジリエンスを強化することができます。レジリエンスを起点とするこうしたアプローチには、以下が含まれます。


実現への道筋:

One Concernのアナリティクスは、気候変動により深刻化しているハザードも含め、さまざまなハザードに対するレジリエンスをアセット単位で可視化します。アセットに対する直接的な被害の確率と、ライフラインとのつながりが断たれた時に生じる事業中断(ダウンタイム)という間接的な被害の確率を考慮に入れれば、アセット評価やリスクモデルを補強することができます(例えば、電力網が7日間以上停止する確率を計算する、あるいは、30年の計画期間に対する電力網の洪水リスクを計算する、など)。当社のモデルによる超過確率(1CEP™)は、起こりうるハザードの可能性や、アセットの減損をもたらす直接・間接的な各種要因を統合します。またダウンタイム統計値(1CDS™)は、不動産の減損を生じさせる自然災害が起きた場合のアセットのダウンタイムの予測を提供します。1CDS™を財務損失に変換した期待財務損失(1CEL™)は、財務評価やリスクモデルに直接統合することができます。

金融機関では、以下の領域での活用を想定しています。

レジリエンス指標のばらつきの評価や適切なレジリエンス指標が発展し、今後分析が進化すれば、リスク要因モデルや、さらにはポートフォリオマネジメントにまで、レジリエンスを組み込む範囲を拡張できるようになります。そして銀行では、レジリエンスを考慮した上で、ポートフォリオ資本の見積もりやポートフォリオのシナリオ分析、ストレステスト、リバースストレステストを行えるようになります。こうした分析によって、拠点や地域、時間の枠を超えて一貫した比較やベンチマークを行うことが容易になります。